夏至(げし)とは? 2022年はいつ?
夏至というのは、二十四節気の1つです。
(二十四節気は1年を春夏秋冬の4つに分け、それを更に6分割したもの。)
夏至はその第10番目に当たります。芒種の次。
2023年の夏至は 6月21日
2023年は6月21日から7月6日までですね。(次の「小暑」が7月7日です)
夏至(げし)の意味は?
夏至の日、北半球では1年で1番昼が長くなります。
陰陽説で考えると「陽」が極まる日。
「太陽の力が最も強まる日」とされ、各地で夏至祭が催されます。
大きな節目として、新しく何かを始めるのに良い日といえますね。
新月でもあるため、大きく深呼吸して頭の中をリフレッシュ。
自分を見つめ直す日にしてみましょう。
夏至(げし)はこんな季節(七十二候)
古代中国で考案された季節を表す方式に「七十二候(しちじゅうにこう)」があります。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間です。
七十二候によると夏至は、
初候
乃東枯(ないとう かるる):夏枯草が枯れる
次候
菖蒲華(しょうぶ はなさく):あやめの花が咲く
末候
半夏生(はんげ しょうず)
「夏至(げし)」が季語に入った俳句
萍(うきくさ)や 夏至の太陽 やや西に 百合山羽公
夏至今日 と思ひつつ書を 閉ぢにけり 高浜虚子
夏至の雨 娘ひとり舟を ただよはす 飯田蛇笏
夏至過ぎて 吾(われ)に寝ぬ夜の 長くなる 正岡子規
竹青く 磨ける夏至の 流れかな 長谷川かな女
夏至(げし)を含む夏の養生法
夏至の時期は日中の暑さが本格的になり、夏バテしやすくなります。
昨年から続く新型コロナウイルスの影響により、ストレスや不安も重なって何となく体調がすぐれない人も多いのではないでしょうか。
夏は五行の「火」に属します。
心気を保養することが大切です。
朝は4時頃から明るいこの時期。早起きを心がけましょう。
朝早く起きれば、夜は自然と早い時間に眠くなります。
あなたはスマホを見ることがクセになっていませんか?
寝る直前のスマホは脳を活性化してしまい、良い睡眠がとれません。
スマホは寝室に持ち込まず、なるべく早い時間にぐっすり眠りましょう。
夏至(げし)を含む夏の食事
暑さが増す夏至の時期。
汗をかき、心拍数も多くなります。
夏の主味は「苦味」。上手に苦味を摂りましょう。
暑くなった体を冷やすには夏野菜が一番。
セロリやゴーヤ、キュウリ、トマトなどが良いです。
ネギやショウガ、紫蘇など匂いがキツいものを積極的に。
スイカやバナナ、リンゴ、キウイなどの果物も食べてください。
心気を穏やかにするためには卵、牛乳、百合根もオススメです。
冷たいものの食べ過ぎ、飲み過ぎはお腹を冷やすので注意しましょう。