春分(しゅんぶん)~2023年は?その意味と季節・季語・養生法【二十四節気】

二十四節気

2023年3月21日(火)はWBCの準決勝が行なわれますね。祝日の朝8:00からなのでゆっくり観ることができます。楽しみだ~。この日は春分の日でもあります。どんな日なんでしょう?

春分とは? 2023年の春分は何日?

二十四節気

春分というのは、二十四節気の1つです。

(二十四節気は1年を春夏秋冬の4つに分け、それを更に6分割したもの。)

春分はその第4番目に当たります。の次。

2023年の春分は 3月21日

2023年は3月21日から4月4日までですね。(次の「清明」が4月5日です)

啓蟄 → 春分 → 清明

春分の意味は?

太陽が黄道上の「春分点」を通過した日を「春分日」と呼びます。

日が真東から昇り、真西に沈む日。

その日から春分が始まり、冬が終わりを告げ春の訪れを感じる季節の大きな節目です。

春分日は昼と夜の長さが全く同じくなります。

この日から少しずつ昼が長くなり、夜が短くなっていきます。人々は昔から春分を「春を祝福する日」として祝い、自然に感謝していました。

春分はこんな季節(七十二候)

古代中国で考案された季節を表す方式に「七十二候(しちじゅうにこう)」があります。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間です。

七十二候によると春分は、

初候
雀始巣(すずめ はじめて すくう):雀が巣を構え始める

次候
桜始開(さくら はじめて ひらく):桜の花が咲き始める

末候
雷乃発声(らい すなわち こえを はっす):遠くで雷の音がし始める

「春分」が季語に入った俳句

正午さす春分の日の花時計   松岡ひでたか

春分や足跡つづく峰の寺    深野夢路

春分を迎ふ花園の終夜燈    飯田蛇笏

春分や遠くの農夫藁梳ぐる   萩原麦草

雨着透く春分の日の船の旅   秋元不死男

春分を含む春の養生法

春分は草木の生長と芽生えの時期。人体も気や血が盛んな時期であり、ホルモンの分泌なども相対的なピーク期にあると考えられています。

この時期は花粉症などのアレルギー、高血圧や月経不順、痔などの病気になりやすくなります。

暖かくなり活発に動きたくなる時ですから、楽しく明るい気持ちで行動しましょう。

陰陽のバランスが大切ですから、家ではリラックスして落ち着いた精神状態を保つようにします。

適切な運動をして時間通りに眠り、栄養バランスの良い食事を摂って養生に努めてください。

体の機能を保ちバランスを協調させることが大切。

熱すぎる、冷たすぎるような食事は避けるべきです。

寒の性の食物(魚やエビ、カニになど)を作る場合は、ショウガ、酒、ネギ、酢など温の性質がある調味料を添えましょう。

春分の食べもの

春分の日はお彼岸でもあります。

春分の日を挟んで前後3日、合計7日間をお彼岸といい、ご先祖様を供養し感謝する期間です。

春のお彼岸といえば「ぼたもち」。

春に咲く「牡丹の花」がモチーフで、漢字で書くと「牡丹餅」。

秋のお彼岸は「萩の花」から「おはぎ」といいます。

漢字は「御萩」。

餅米と小豆で作り同じものですが、呼び方だけが異なります。

小豆は赤く、昔から魔除けの意味がありました。

 

秋に収穫した小豆は春馬で保存すると皮が硬くなるため、ぼた餅はこしあんで作るのが一般的です。

美味しいので私はどちらも好きです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。