小満(しょうまん)とは? 2023年の小満は何日?
小満(しょうまん)というのは、二十四節気の1つです。
(二十四節気は1年を春夏秋冬の4つに分け、それを更に6分割したもの。)
小満はその第8番目に当たります。立夏の次。
2023年の小満は5月21日
2023年は5月21日から6月5日までですね。(次の「芒種」が6月6日です)
小満(しょうまん)の意味は?
小満とは、自然の草木などあらゆる物が成長し、一定の大きさになってくる時期です。
春に芽吹いた花が咲き誇り、万緑の季節を迎えます。
『暦便覧』には「万物盈満すれば草木枝葉繁る」と記されています。
盈満(えいまん)は「満ちあふれること」。
あらゆるものが生長して満ちあふれ、草木が生い茂る時期。
良い季節になりました。
小満はこんな季節(七十二候)
古代中国で考案された季節を表す方式に「七十二候(しちじゅうにこう)」があります。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間です。
七十二候によると小満は、
初候
蚕起食桑(かいこ おこって くわを くらう) : 蚕が桑を盛んに食べ始める
次候
紅花栄(こうか さかう) : 紅花が盛んに咲く
末候
麦秋至(ばくしゅう いたる) : 麦が熟し麦秋となる
「小満」が季語に入った俳句
小満の人影ふゆる田に畑に 太田 嗟
山葵田の小満の水余りけり 鈴木しげを
小満やどの田も水を湛へをり 小島雷法子
小満やみどりさしたる寺の屋根 森澄雄
小満の月へ開けおく納屋の窓 黛 執(まゆずみ しゅう)
小満を含む夏の養生法
夏は「立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑」の6つの節気です。
この時期、五臓では「心」の機能が盛んになります。
陰陽五行説で、夏は「火」に属するため、火に通じる心気を補養しましょう。
怒らず、心を穏やかに、ゆったりと過ごすことが大切です。
小満(しょうまん)を含む夏の食事
熱くなった身体を鎮めるには「清熱解暑」が必要です。
食べものは夏野菜。トマト、キュウリ、レタス、白菜、セロリ、もやしなどが良いです。
果物はバナナ、スイカ、リンゴ、キウイなどがオススメ。
気持ちを穏やかにできるよう「養心安神」のため、卵、牛乳、鶏肉や豚肉、百合根などが良いでしょう。
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