立冬(りっとう)とは 2023年の立冬は何日?
立冬というのは、二十四節気の1つです。
(二十四節気は1年を春夏秋冬の4つに分け、それを更に6分割したもの。)
立冬はその第19番目に当たります。「霜降」の次。
2023年の立冬は 11月8日
2023年の11月8日から11月21日までですね。(次の「小雪」が11月22日です)
立冬の意味は?
秋と冬の境目。秋が極まり、冬が始まる時期。
上着も厚手のものが必要になり、何となく物寂しい季節です。
「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と表現されます。
これから寒くなりますね。
立冬はこんな季節(七十二候)
古代中国で考案された季節を表す方式に「七十二候(しちじゅうにこう)」があります。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間です。
七十二候によると立冬は、
初候
山茶始開(つばき はじめて ひらく) : 山茶花が咲き始める
次候
地始凍(ち はじめて こおる) : 大地が凍り始める
末候
金盞香(きんせんか さく) : 水仙の花が咲く
「立冬」が季語に入った俳句
冬立つや 背中合せの 宮と寺 正岡子規
風ひびき 立冬の不二 痩せて立つ 水原秋桜子(みずはら しゅうおうし)
婚約を して立冬の 鍋料理 長谷川かな女(はせがわ かなじょ)
立冬や紺の上衣に紺の闇 飯田龍太
立冬の あとの青空 松葉降る 阿部みどり女
立冬を含む冬の養生法
冬は「立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒」の6つの節気です。
草木が枯れ、空気は乾燥。体が冷え、気血の循環が悪くなり、関節や筋肉がこわばります。
人体は「陽消陰長」が緩慢になり、体を休ませる時期。しっかりエネルギーを蓄えましょう。
この時期、五臓では「腎」の機能が盛んになります。
腎の特徴は、骨・髄・脳髄・生殖能力を含み、身体の成長や各臓腑に精力を提供していること。
女性や子ども、高齢者の方は保温に気をつけましょう。
情動は、とにかく穏やかに過ごすのが一番。激しく怒る・驚く・悲しむなどの感情は極力抑えることが大切です。ストレスを減らしてゆったりと生活してください。
立冬を含む冬の食事
冬の自然は草木が枯れて寂しく見えますが、大地は春に向けてエネルギーを蓄えています。
人の身体も同じく、冬はパワーを養いましょう。
腎陰を養うために良い食材は、卵、キクラゲ、百合根、牛乳、貝類、黒ごまなどです。
腎陽を補うため、ネギ、ショウガ、ニラ、クルミ、羊肉、エビなどを食べましょう。
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