大雪(たいせつ)とは 2023年の大雪は何日?
大雪(たいせつ)というのは、二十四節気の1つです。
(二十四節気は1年を春夏秋冬の4つに分け、それを更に6分割したもの。)
大雪(たいせつ)はその第21番目に当たります。小雪の次。
2023年の大雪は 12月7日
12月7日から12月21日までですね。(次の「冬至」が12月22日です)
大雪(たいせつ)の意味は?
現在の日本では地域によって大きく差がありますが、北国では雪が激しく降り始める時期です。
「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と表現されます。(暦便覧)
本格的な冬ですね。鮭やブリが美味しい季節でもあります。
大雪(たいせつ)はこんな季節(七十二候)
古代中国で考案された季節を表す方式に「七十二候(しちじゅうにこう)」があります。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間です。
七十二候によると大雪は、
初候
閉塞成冬(そら さむく ふゆとなる) : 天地の気が塞がって冬となる
次候
熊蟄穴(くま あなに こもる) : 熊が冬眠のために穴に隠れる
末候
鱖魚群(さけのうお むらがる) : 鮭が群がり川を上る
「大雪」が季語に入った俳句
貴さや 雪降ぬ日も 蓑と笠 松尾芭蕉
てのひらに 熱き火桶や 雪景色 日野草城
子が寝て 妻の水のむ 雪明り 加藤楸邨
降る雪や 明治は遠く なりにけり 中村草田男
彼の道に 黒きは雪の 友ならん 高浜虚子
大雪(たいせつ)を含む冬の養生法
冬は「立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒」の6つの節気です。
草木が枯れ、空気は乾燥。体が冷え、気血の循環が悪くなり、関節や筋肉がこわばります。
人体は「陽消陰長」が緩慢になり、体を休ませる時期。しっかりエネルギーを蓄えましょう。
この時期、五臓では「腎」の機能が盛んになります。
腎の特徴は、骨・髄・脳髄・生殖能力を含み、身体の成長や各臓腑に精力を提供していること。
女性や子ども、高齢者の方は保温に気をつけましょう。
情動は、とにかく穏やかに過ごすのが一番。激しく怒る・驚く・悲しむなどの感情は極力抑えることが大切です。ストレスを減らしてゆったりと生活してください。
大雪(たいせつ)を含む冬の食事
冬の自然は草木が枯れて寂しく見えますが、大地は春に向けてエネルギーを蓄えています。
人の身体も同じく、冬はパワーを養いましょう。
寒い大雪(たいせつ)の時期は、身体が温まる鍋料理がオススメです。
腎陰を養うために良い食材は、卵、キクラゲ、百合根、牛乳、貝類、黒ごまなどです。
腎陽を補うため、ネギ、ショウガ、ニラ、クルミ、羊肉、エビなどを食べましょう。
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