先日ある若い男性患者さんに、「宿根草って何ですか?」と聞かれました。
以前の私のブログを見て疑問に思ったそうです。
私も花や野菜を育てるまでは全く興味のないことでした。
自分の中でもあいまいな部分をはっきりさせたいので、改めて調べてみます。
草花は大きく分けると3つのグループに分かれるようです。
一年草・宿根草・球根草花の3つです。
一年草は種をまき、その種が芽生えてから開花結実するまでの期間が一年以内のものをいいます。
一年経ったら枯れてしまい、根は残らないので種で増やします。
一年草にも2種類あって、春に種をまくと同じ年の夏か秋に花の咲くもの(春まき一年草)と、秋に種をまくと翌年の春か夏に花が咲くもの(秋まき一年草)に分かれます。
春まき一年草には、アサガオ・コスモス・サルビア・ヒマワリ・マリーゴールドなどがあり、
秋まき一年草には、カスミソウ・スイートピー・パンジー・ルピナスなどがあります。
宿根草は、花が咲き終わった後、地上部は枯れても根や地下茎が生きていて、次の年にそのかぶから新しい茎や葉が出て花を咲かせる草花をいいます。
アヤメ・キク・シャクヤク・スズラン・サクラソウなどがあります。
そのまま放っておいても毎年自然に芽生えて花を咲かせてくれるので、手間がかかりません。
球根草花は、花が咲き終わった後、地上部が枯れて球根が残り、その球根から次の年も花を咲かせるものをいいます。
寒さに強い秋植えには、チューリップやクロッカス・スイセン・ヒアシンスなどがあります。
逆に寒さに弱い春植えは、グラジオラス・ダリア・アマリリスなどです。
以前私は、一年草と多年草の2種類があると漠然と考えていました。
花を育てるためにはそれだけでは知識が足りなかったようです。
相手の事をよく知らないと、きれいな花を咲かせることは出来ないのですね。