北海道も気温が上がり、日中は10度前後になるようになりました。

ようやく雪が融けて春らしくなってくる季節。

水曜日と土曜日に東旭川町へ向かう途中、田んぼで白鳥の群れを目にしました。

車を停めて近づいてみると、美味しそうに何か食べています。

この白鳥たちはどこから来てどこへ行くのか、興味がわいたので調べてみました。

 

白鳥って、どんな鳥?

ハクチョウ(白鳥、swan)とは、カモ科の7種の水鳥の総称。

シベリアやオホーツク海沿岸で繁殖し、冬季は温暖な日本などへの渡りをおこない越冬する大型の渡り鳥である。

(『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

 

冬はずっと日本のどこかにいたんですね。

新潟や宮城県、青森県などで冬を越していた様子。

島根県や東京でも見られるそうです。

シベリアに帰る途中で、休憩に北海道の上川地方に寄っているんですね。

田んぼの籾殻や虫を食べているようです。

「害虫を食べてくれるからありがたい」と言っていました。(農家の方の話)

「糞に水草の種が混じっているから、雑草も増えるけどね」とも。

 

わざわざ日本に飛んでくるのはどうして?

環境省のホームページによると、白鳥はオホーツク海を渡り、ロシアのサハリン(樺太)やシベリアなどへ向かっています。

環境省ホームページ

(※北海道で送信機を装着したオオハクチョウ3羽の移動状況が図示されています。)

 

ユーラシア大陸北部のサハリンやシベリアはとても寒い。

冬は最低気温が-30C°以下になります。

水草を餌にしている白鳥にとって、湖や池が凍ってしまうと大変。

そのため冬に水面が凍らない日本に来るようです。

餌をくれる所もありますよね。

日本の夏は白鳥にとって暑すぎるため、春になると日本を脱出するみたいです。

北海道でも30度を超える日があるくらいだから、白鳥には耐えられないんですね、きっと。

 

白鳥を見るとうれしくなる理由

私は毎年、白鳥を見るとなぜかうれしくなります。

その理由は「春の訪れを感じること」。

白鳥の群れは、雪が融けた水辺や田んぼに降り立ちます。

容姿が美しいこともありますが、白鳥の声を聞くだけで「やっと長い冬が終わった」と感じます。

しかも害虫まで食べてくれているなんて知りませんでした。

 

すぐにいなくなることも大きい。

白鳥たちは短い春が終わる間もなく飛び立って行きます。

美しい花を咲かせて散っていく桜に似ているかもしれません。

来年も白鳥を見たら、車を停めて写真を撮っていると思います。

みにくいアヒルの子は白鳥になりましたが・・・

ところで、「みにくいアヒルの子」という童話がありますよね。

「自分のことを醜いアヒルだと思っていたヒナ鳥が、実は美しい白鳥だった」

という話だと記憶していましたが、ちょっと違ったみたいです。

 

アヒルの群れの中にいる自分が、周りと違う容姿をしている。

ヒナ鳥は周囲のアヒルたちにいじめられ、他の群れに行くのですがそこでも冷たくされる。

耐えられなくなったヒナ鳥は殺してもらおうとして白鳥の住んでいる水地に行きます。

いつの間にか大人になったヒナは、アヒルではなく白鳥だったことに気付くというお話です。

 

この物語は、外見を気にして「周りと違う」といじけていたヒナ鳥が、精神的に成長するお話だったのではないでしょうか。

アヒルが醜くて白鳥が美しいという、見た目で人種差別するような物語ではなかった・・・。

『醜いアヒル』なんてアヒルが聞いたら、きっと怒りますよね。

「私アヒルですが、何か?」と睨まれそうです。

そうではなく、白鳥は白鳥、アヒルはアヒルとして誇りを持って生きている。

問題は「勝手に周りと比べている自分」。

 

自分と違う容姿の群れに入っても、

「僕はみんなと違うけど、一緒に遊ぼう!」

と言えていたらヒナ鳥はいじめられなかった様な気がします。

「なんか違う、自分だけおかしい」と卑屈になってしまったことで、周囲から受け入れられなくなったのではないかと。

 

名作「みにくいアヒルの子」をもう一度読み返してみます。