学んで時に之を習う・・・

論語の勉強

 

今日も論語の勉強をしたいと思います。

卷第一 【學而第一】 一

[本文]
《子曰、學而時習之、不亦説乎、有朋自遠方来、不亦楽乎、人不知而不慍、不亦君子乎》

[書き下し文]
子曰わく、学びて時にこれを習う、亦た説(よろこ)ばしからずや、朋あり、遠方より来たる、亦楽しからずや、人知らずして慍(うら)みず、亦君子ならずや。

[口語訳]
(孔子)先生が言われた。

「学んでその時代、時勢に応じて反復・復習するということはとても喜ばしいことだ。

また学んでいれば、(志を同じくする)友が遠方から来てくれる。とても楽しいことだ。

人が知らなくても(学んだことを理解してくれなくても)うらんだりしない。それが君子(徳のある立派な人)と言うものではないか。」

[解釈]
学ぶということには無償の喜びがあるということでしょう。

子は孔子のことです。

そもそも論語とは、2500年前の中国で誕生した孔子とその弟子達によって書かれた「言行録」だそうです。

孔子が亡くなった後、弟子達が孔子先生の教えを忘れないように記録し、紀元前1世紀頃に整理・統合されて現在の論語・二十編になったと伝えられています。

※解釈の難しいところは、安岡正篤先生や守屋洋先生の著書を参考にさせていただいています。