加齢や働き過ぎ、または背骨の病気による影響で椎間板が変形し、背骨や椎間関節から突出した骨などにより、神経が圧迫されて痛みを起こします。
脊柱管というのは脊髄の神経が通るトンネルです。年をとると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、黄色靱帯が厚くなることによって神経の通る脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されて神経の血流が低下することにより脊柱管狭窄症が発症します。
特徴は、安静にしている時には問題ないのですが、歩くと足(ふとももや膝の下)に痺れや痛みが出て歩きにくくなります。
長い距離を続けて歩くことができず、すこし前かがみになったり、休んだりすると痛みが軽減します。これを間歇性跛行(かんけつせいはこう)と言います。
長い距離を続けて歩くことができず、背骨を後ろに反らすと痛みが出る方は脊柱管狭窄症を疑いましょう。
当院の施術内容
腰部脊柱管狭窄症に対して、鍼灸治療では腰周辺や下肢の筋肉の緊張を緩和し、鎮痛効果を目的に施術いたします。
他に運動療法や高周波・マイクロカレント療法を並行し、より効果を高めます。
しかし過去に施術を受けていただいた方のデータを見ると、腰部脊柱管狭窄症は完治が難しい疾患です。
あまり症状がひどくない方は痛みが軽減しますが、その後運動や畑仕事、除雪作業などをすると再発することも多いです。
来院時から変形や痛みが強く、治癒が見込めない場合は数か月の施術を必要とします。
「手術はしたくない」という大勢の方が鍼灸治療を受けながら、脊柱管狭窄症とうまく付き合っていただいているのが現状です。
無理に動き症状が進行すると、下肢の力が落ちたり、肛門周囲のほてりや尿の出が悪くなることもあるので注意が必要です。
歩行障害が進行し、日常生活に支障が出てくる場合には手術になる場合もありますので、その際は専門医を紹介させていただきます。
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